鉋の小話

 

 

鉋 (かんな)を使えるようになって一人前の木工職人と言われる。

 

 

無垢の木を削るため、家具を製作するための道具のはずが

きちんとあつかえるようになるまで、熟練と技量が必要です。

 

 

鉋の刃をまっすぐ研ぐ。

鉋の台が日々動くために使うたびに台を調整する。

刃をコンマ単位でだす。

 

おおまかにこの3点がクリアしていないと綺麗な木肌に仕上げることはできない。

 

 

ひとつもおろそかにできない。

 

 

鉋には家具製作に必要な技量・眼・感覚がなければきちんと扱えないのです。

 

鉋 = 木工職人 と言われる由縁です。

 

 

家具を製作することにも鉋を扱うことにも言えることですが、

ひとつひとつの工程を省くことなく、

順序を守り、誠実に事を進めるのみです。

 

本日も

日々の日課のように鉋の刃を研ぎます。